7.212016
玄関や居間、水回りを共有する賃貸住宅「シェアハウス」の人気が高まっている。
賃料自体はそれほど安いわけではない。いろいろな人とコミュニケーションをとりたい人の需要を取り込み、部屋数も増加傾向にある。大都市圏で高水準にある共同住宅の空室を解決する手段としても有効という見方も多い。
ソーシャルレジデンス福生拝島はもともと電機大手の社員寮で、築年数は30年。
シェアハウスを運営するオークハウスが借り上げたうえでリノベーション(大規模改修)をして2014年にシェアハウスとしてオープンした。
定期的にこうしたパーティーを開催し、入居者が交流を深める。およそ160室あるソーシャルレジデンス福生拝島はほぼ満室だ。
入居者は20~30歳代が多い。家賃は月3万5000~5万円。拝島駅周辺の同様な築年数のワンルーム住宅と比べると1割ほど高い。ただここを含めシェアハウスの多くは敷金や礼金が不要で、新しい住まいを求める人にとってハードルは必ずしも高くない。
入居する砂賀太郎さんは「英語を話す外国人も多く、英会話の勉強になる」と話す。
入居者の性別や年齢、職業、国籍など属性も様々で、情報交換の場にもなる。同じく入居する世古翔子さんは、仕事の関係で長野県から東京に来た。「常に誰かいてくれることは心強い」とシェアハウスに入居を決めた理由を話す。
全国のシェアハウスの平均稼働率は90%前後で、ソーシャルレジデンスはこれを上回る。
国籍や職業、収入による制限はないことや、保証人や保証会社がいらないことなども魅力のようだ。
全国のシェアハウスの数は増えている。
「最近は新築物件も増えている。玄関や台所が1カ所であるため、(同規模のアパートと比べると)建築費が2割ぐらい安くできることもある。
面積が同じなら部屋数を増やせるため、収益性もよい」と話す。
シェアハウスは現在、戸建てが多いが、マンションやアパート、社宅を活用する事例も増えてきている。
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